2010年11月14日日曜日

ボカロ曲の良さ

ボカロにハマっているわけですが、どこが良いのかうまく説明できません。

一線で活躍するプロの楽曲に比して完成度が低いのは同意します。
特に僕は谷山浩子好きなので、歌詞に対する要求水準はかなり高いはずです。

逆にアマチュアらしさ、言いたいことがダイレクトに表現されているようなところに惹かれたかというと、
まぁ単館映画などそういう作品はかなり好きなんですが、ハマるにはそれ以上の感動があってこそかと。

というわけで、どこがいいのか自分でも謎。
ハマっていった過程を整理してみましょう。

最初はミクの発表の時から知っています。
なかなか好みのキャラクタでした。
技術者の端くれとして、音声合成の出来栄えにも衝撃を受けた記憶があります。
まぁしかしDTMはやりませんし、キャラの方も心のリストに載っけるだけで自分から追っかけるような楽しみ方はしません。
これが2007年の夏くらいですね。

発売されてからはカバーソングの出来に驚き、完全オリジナルなみくみくの出来に驚きます。
Melody...やメルトやら、いい歌が出て推薦が目に入ったら聞いてみて普通に好きになりましたが、やっぱり受動的。
例えばいつぞやワゴンで見かけて田村直美のゆずれない願いのシングルを買いましたが、それと同程度の好きです。
ココロはこの時期に聞いてかなり好きになったかな。でも忘れていた。
2007年後半から2009年前半まで。

継続的に聞くようになったのは 2009 年からになります。
第一にオタクラ系に行くようになったことがあります。
パーティによってはボカロもフューチャーされていて、有名どころは耳にするようになりました。
踊れる曲というのは何でも気持ちいいもので、歌詞はほどほどでもリズム曲として楽しむようになります。


ボカロ楽器説に従うことにしたのもクラブでボカロ曲について考えていた時だし、
きみの知らない物語を聞いてかなり好きになって ryo の名を覚えたっけか。


第二に Project DIVA. コンシューマの軽めの音ゲーは好きでしたし、ミクも好きなので迷わずに購入。
ここでちゃんと聞き、有名どころ以外にもなかなか良い曲もあるのだと学びました。
しかしDIVAは一通りクリアしたらやらなくなって、何度も聞く曲としては残りません。

受け入れる土壌が出来てきたところで、一年経って DIVA2.
ココロに再会してなんかダイレクトに来て涙しましたなぁ。
あまり聞き込まずにハード埋めをして一息入れたところで、DIVA1で挫折したエディットにリベンジ。

エディター陣が twitter やっているのを見つけてフォローして会話に付いていく中で何度もボカロ曲を聞くように。
ダブルラリアットの等身大の歌詞に感傷するわ、右肩の蝶の破滅的な歌詞に悶えるわ、サイハテのテクノポップで感情の止まった様を表現するとか凄かった。
ミク誕で知ったボーカロイドの歌でファンの愛情に触れ、感謝祭BDで盛り上がり、誰かのエディットで聞いた NEL と双肩の蝶でトドメをさされました。

これらの楽曲の多くは2008-2009年にはあったわけで、DIVA1 でスルーしたのは完全に僕の問題。
DIVA2 もスルーしたかもしれないけれど、twitter で留まるうちに傑作の連射を受けてやられたということになるのかな。

今でも歌は谷山浩子の方が数段上だと評価しているので、理性をえぐる谷山曲とは別の方面、感性面にヒットしたっぽい。
ハマった直接のきっかけは NEL になると思うけれど、これも歌詞が好きなので一見理性かと思うけれど冷静に読めば言葉の出来は上程度だから感性面だよな。

と、振り返りつつポイントになりそうなところを浮かべたところで今日はこの辺で。続きはまた夜の好い時に。

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