2011年7月6日水曜日

MIKUNOPOLIS

行ってきましたわー

いやー、素晴らしかった。

個人的には、出来が良い体験ほど文字にしたり記録を残すことを避けたい性格なんだけれど、今回は日本語の情報量は少なくなりそうなので記録にちょっと貢献しましょう。
時系列に思い出しながら書いていこうかな。

ホテルで少し休んで、8時過ぎにノキアシアター到着。
既に列が長い。みんな期待に満ちた顔で談笑しながら並んでいます。
いいねこの空気。

と見ていたら声をかけられる。
何でも本来はツアー組はもう少し前に集まってチケット配る予定だったそうで…
みんなで僕の名を叫んで探してくれたそうで…申し訳ない。
いやでもホント、集合なんて聞いてないぞ。

中に入るとDannyChooさんがMCしている。
「ミクさんマジ天使!」と客に教えている。
Dannyさん、コンサート前のボカロ歴史セッションでも見事な説明してたけどプレゼン上手いな。
そしてダンスロイドの二人が出てくる。
曲はルカルカだったかな?
正直踊ってみた程度だと思ってたけれど、なかなか上手い。
話によると品川やロス着いてからも練習してたそうで。
上手い下手は別にして、仕事に手を抜かない人は個人的に好き。今後応援しよう。

踊りを見ながら着席。
場所はステージに向かってやや右、前から10列目くらい。
コンサート後は Club NOKIA 行く予定でウェストポーチのみの格好だったので、
あぶれたパンフを隣の人に預かってもらう。ありがとう。

少し休んでいると流れてくる "Diva desu" の歌声。
そして WIM! 始まったー! 隣人に合わせて立って手振り。
うう大閃光をホテルに忘れてしまったのだ一生の不覚。
前は立たず。後情報によるとトヨタ枠のセレブさんらしい?
すぐ後ろは空席で、数列は着座、その後ろからは立っているようだ。
AX のフォーラムで「お前ら立つ?」と相談してるスレッドを見ていたので、スタンディングさせられるか心配していたんだけれど、これを見て素晴らしいコンサートになることを確信する。

前を見て、次は音に集中をする。
気づかなかったけれど、かなりの音量が出ている。
なのに、音割れや妙な反響が全く無く、耳へのダメージも無い、実に自然な音。
え、何これ?こんな音もあるのかと感動。
低音はどんな感じだろう…と頭をよぎったが、コンサート終了まで忘れていたw
音に集中する余裕が無く、ずっとライブを楽しんでしまった。ああもったいない。

スクリーンは照明が暗いときは枠が見える程度だけれど、ステージ端のバンドにライトが当たると面が見えてしまう。
また、スクリーンの繋ぎ目でずれたりも。
映像の質については目が悪いのもあってよく分からない。

シアター内にはオーロラビジョンが掲げられていて、カメラの画を映している。
ちらっと見ただけだけれどこれが見事。
モデルのクォリティが半端ない。これはブルーレイに期待しちゃいますよ。
そしてカメラワーク。
ステージにライトが当たるとカメラはその演奏者のアップにし、ミクを重ね合わせて映す。
繋ぎ目を移動する時は客席を映す。
ニコ生の画が同じなら、ほとんど違和感なく見えていたんじゃないでしょうか。
これ多分事前にかなりの研究をしたと思う。
機能的な面、この場合はカメラで映すという点は手間をかけなくとも達成できる。でもその質は手間をかけるほどに上がる。
こういうタイプの仕事では、どこまでの質を追求するかに制作側の熱意が如実に反映されるもので…ミクパとは偉い違いですな…。
なんか聞くところによるとサクラ大戦のステージのカメラスタッフらしいですね。素晴らしい仕事。

さて、ミクさん。
個人的にはミクをアイドルとして捉えているわけでは無いので、実在感はどちらでもいいんだけれど、
せっかくなのでステージにいるのだと思うことにしました。
面は見えるけれど、少し頭を切り替えればそこにいるように思うのは容易。
騙し絵で見え方を変えるような感じかな。
この感覚だと、枠は何かの演出の棒のように見えますね。

手を上げるとスクリーンにちょうど入るサイズでしたが、あれは等身大なのかな?
今まで実体を考えたことも無く、自分が普段対面するような人(大人の男性)と同じくらいに認識していたのだと思う。
それが、小さい女の子が存在しているのが感じ取れてちょっと驚いた。考えてみればそりゃ小さいよな、と納得する。

頭を使ったのはこのくらいで、後はもう音楽に合わせて腕振り声出し体を揺らすのみ。
いや正直覚えてないw
ニコ生組の感想読むと、ストリングスが素晴らしかったとか、ああもう覚えてないよ。
じっくり聞くという楽しみ方もあったと思うけれど…まぁどちらか選ぶならライブでは頭を働かせない方を選ぶ。

目に付いたところだと、セレブ席の方。目の前の男性一人は中盤からずっとスタンディング。
前方にちらほら若い子が立っていました。これは親がチケット貰ったのかな?
そして僕らの前のセレブ席は最後のアンコール三曲はスタンディング。
たぶん、礼儀としてのスタンディングオベーションだと思う。
満足したのかどうかはちょっと分からないな。でも子供は結構楽しそうな感じだったかな。